What is “Indépendants”?
雑誌「アンデパンダン」は、フランス語の
「Indépendants」(自由、独立)から名付けられています。
学生たちが社会に飛び出す手助けとなる雑誌にしたい、という思いから本誌は創刊されました。
京都芸術大学文芸表現学科の中村純ゼミに所属する学生たちの間で、数世代に渡って制作されてきたこの雑誌。
私たちの代からは授業としてではなく自主制作として、かつ商業雑誌として、企画から資金調達、取材執筆、販売促進までをすべて自分たちで行いました。
また、デザインや写真撮影といった面で同じく芸術を学ぶ仲間たちに協力してもらいました。
そんな第4号のテーマは「旅に出よう、地域を知ろう」。
新型コロナウイルスの影響で「旅」とは程遠い高校生活を送った我々が、今新たな環境でひとり旅に出て、何に出会い、何を感じたのか。
さらに、旅に出て気づく「京都」という街の魅力を発信しています。
このページでは、そんな「アンデパンダン」vol.4の制作の裏側を少しだけ紹介します。
2023.10〜 企画会議

企画会議では、最初にテーマの決定を行いました。
メンバー全員が最初に出した単語こそが「旅」でした。
そこから「日帰り青春18きっぷ旅」「ゲストハウス」の2つを今号の大きな軸とすることが決定し、そのほかの企画の相談をしました。
食べ歩きグルメ企画は本来別の企画の予定でしたが、取材が難航したため、入れ替わる形で誕生したという裏話があります。
2024.01〜 取材執筆
春休みに入ると、企画の趣旨にあった店舗を探し、取材を敢行しました。取材した総勢17か所の店舗すべてに、一期一会の出会いがあります。
幸運なことに、いくつかの店舗、企業の方から資金援助をいただき、数十万円という莫大な印刷費を支払って発売に向けて目処が経ちました。
メンバーのひとりが全国縦断に行ってしまうという難しさもありましたが、結果的にその旅を描いた記事が本誌の見どころとなっています。
2024.08〜 販売促進

完成するだけでは終わらないのが、商業雑誌の難しいところです。
作るだけでは誰にも買ってもらえません。SNSを中心に、できるだけ多くの人に買ってもらうための取り組みをしてきました。この文章もそのうちのひとつです。
はじめての通販サイト、発送準備にも苦悩しました。送料高いですよね。
イベントでの購入が1000円、書店での購入が+税で1100円となっておりますので送料が気になる方はそちらでお買い求めください。

こうしてついに発売までこぎつけ、手元に届いた「アンデパンダン」vol.4を読んで、贔屓目ながら「プロにも負けないくらい美しい雑誌だな」と思ってしまいます。
それを支えてくれたのは、個性溢れるカメラマンたち、すさまじいタスクをこなしてすばらしい雑誌に仕上げてくれたデザイナーの存在です。
私たちは「アンデパンダン」vol.4を、自信を持って世界に送り出します。
ぜひ手に取ってみてください。
2024年9月1日